激薄物件について考えてみる(その1)
何年も激薄物件を見ているが、考察などあまりしていなかった。
ちょっと時間ができたので少しずつ物件について考えてみようと思う。
今回は物件の外見から分類してみることにした。
【くさび形物件】
一辺が細く、その対面が広くなっている物件。
上から見ると三角形または台形になっているもの。
良い角度から見ると激薄。
薄い面に玄関が設置されている場合が多い。
不動産屋に多く見られる形状である。
撮影時にはベストアングルを探すことが肝心。
【本形物件】
そこそこ薄いが奥行きがけっこうあるビルなどがこれにあたる。
ビルが密集している地域の雑居ビルに多く見られる形状。
隣接したビルとの間が狭いため、見逃すことが多いが、たまに激薄のものがあるのであなどれない。
似たようなビルが並んでいる様は本棚のようである。
【墓石形物件】
高さのわりに奥行きがないビルや家屋がこれにあたる。
一軒だけぽつんと建っていることが多い。
隣接した建物の取り壊しなどで発覚する場合がある。
奥行きが無いため、見た目のバランスであまり薄く感じられないものの、よく見ると素晴らしいポテンシャルを秘めているものがあるので要注意だ。
【ぬりかべ形物件】
どう見ても薄いとしか言いようのない物件。
縦型、横型がある。
多少くさび形になっているものもあるが、細い面と広い面の差が1:2程度なら、ぬりかべ物件と言っても良いだろう。
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